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言いたいことが言えない世の中がポイズンなのはなぜ?ポイズンではない世の中にしていくためには?

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「言いたいことも言えないこんな世の中じゃ Poison」

言わずと知れた反町隆史さんの名曲「POISON~言いたいことも言えないこんな世の中は~」の一節です。誰しも一度は口ずさんだ経験のあるフレーズだと思いますが、ふと「なぜ言いたいことが言えないとポイズンなんだろう」と疑問に思ったことはありませんか?

なかにはポイズンな世の中に絶望し、「どうしたらポイズンではない世の中に変えていけるんだろう……」と夢想に駆られる方もいらっしゃるかと思います。ポイズンな世の中の反対はメディスンな世の中ですが、世の中をメディスンにしていくために私たちにできることはあるのでしょうか。

言いたいことが言えない世の中がポイズンである理由

ポイズンとはもちろん毒のことです。毒は人体に悪い影響を与える物質ですから、この歌詞では「言いたいことが言えない世の中は体に悪い」ということが主張されていることになります。言いたいことが言えないと、体にはどのような影響が生じるのでしょう。

ストレートネックになる

苛立ちや不安を言葉にできず、相手に感情を伝えられないままでいると、そのはけ口を求めてSNSやネット掲示板に入り浸ってしまうことがあります。はじめは気持ちを整理するくらいのつもりで書き込んでいたのに、次第にエスカレートしてネット上での口論に発展し、最悪の場合には炎上騒ぎにつながってしまう可能性もあるでしょう。

炎上するほど長い時間スマートフォンを使っていれば、やはりストレートネックのリスクは避けられません。もちろん、ドライアイにも気をつけましょう。

舌が分離する

言いたいことがあるのに言えない状況が続くと、次第に「自分は世界にとってどうでもいい存在なんだ」という気持ちが強くなっていくこともあるでしょう。他者と触れあう実感、生きている実感が希薄になっていくなか、それを埋め合わせるために「痛みによって生を実感する」という方向に走ってしまう人も少なくありません。

金原ひとみさんの「蛇にピアス」にもあるように、痛みによる生の実感を突き詰めていくと、最終的には舌の先が二つに分かれてしまいます。舌の先が分かれてしまうと、やはり食事もとりにくくなりますし、体にいいとは言えそうもありません。言いたいことが言えない状況は、舌を分離させてしまうポイズンであると断言して差し支えないでしょう。

赤ちゃんがPOISONで泣き止むのはなぜ?

反町隆史さんのPOISONは、「赤ちゃんが泣き止む歌」としても知られています。ROLLCAKE株式会社が0~1歳の子どもを持つ母親を対象に実施したアンケート調査では、赤ちゃんのぐずりや夜泣きに効果的な曲として「POISON~言いたいことも言えないこんな世の中は~」がなんと堂々の1位に輝いているのです。

荒々しい曲調から、赤ちゃんが泣き止むという事実を意外に思われる方も多いでしょうが、考えてみれば言葉を持たない赤ちゃんは「言いたいことが言えない」存在の最たるものです。きっと思わず泣くことを忘れてしまうほど、この曲の歌詞に共感する部分が多いのでしょう。

POISONでも泣き止まない場合は?

赤ちゃんによっては、POISONを聞かせても泣き止まないケースがあるようです。この場合は、大きく2つの理由が考えられるでしょう。

言いたいことが言えない状況をポイズンと感じていないケース

まず考えられるのは、言いたいことが言えない状況をそもそもポイズンと感じていないケースです。つまり、赤ちゃんサイドの認識として、「言葉がうまく発せないことと、体の調子は別だ」という理解があると考えられ、これは心身二元論に近い立場を取る赤ちゃんの場合によく見られます。

心身二元論を思想として確立している点は見事ですが、やはり心と体は切り離して考えることは難しいものです。先述のように言いたいことが言えないことによってストレートネックになってしまうことも考えられるので、やはり言いたいことが言えない状況はポイズンであるということを説得していくしかないでしょう。

YouTube広告が邪魔をしているケース

もう1つ考えられる可能性は、YouTube広告が事前に流されることによって、ポイズンの曲そのものに没頭できていないケースです。広告も捉えようによってはポイズンではありますが、しかし言いたいことが言えないことによるポイズンとはまた別のポイズンであるため、赤ちゃん側のポイズンニーズには合致していないと考えられます。

ポイズンな世の中への異議に赤ちゃんが十分に感情移入するには、やはり曲を購入するか、YouTubeプレミアムに加入する必要があるでしょう。

世の中をメディスンにしていくためには?

世の中をメディスンにしていくためには、もちろんポイズンとは逆の状況、すなわち「言いたいことが言える世の中」にしていく必要がありそうです。

しかし、世の中を巻き込むメディスン・ムーヴメントを起こすためには、尋常ならざる覚悟が求められることが予想され、二の足を踏んでしまうことも多いでしょう。実際のところ、個人のレベルでメディスンにアプローチをかけていくことはできないのでしょうか。

言いたいことを伝聞として言ってみる

おそらく、言いたいことが言えない時に私たちが恐れているのは、相手を嫌な気持ちにさせたり、怒らせてしまったりすることで、言わなければ生じなかった問題を起こしてしまうことでしょう。

しかし、問題が起こることそのものは悪いことではありません。むしろ明らかに改善が必要なのに、面倒だからといってあらゆる変化を否定してしまうことの方が問題でしょう。

そのため、言いたいことを口にすることで、波風を立たせることを恐れる必要はありません。もちろん、責任に問われるのは嫌なので、誰か別の、偉いっぽい人物が言っていたことにして、言いたいことを言ってしまうことが有効です。

「○○さんの立場からすると、むしろこうした方がいいのではないか」といった手法が、とある筋では有効に活用されているようですので、皆さんも実践してみるといいかもしれません。

言いたいことを言った後で記憶から消去する

文書であれば記録として残ってしまいますが、口頭であれば録音でもされていない限り、発言内容は各々の記憶だよりになります。そのため、言いたいことを言っておいて、後から記憶をなくしてしまえば、どうやら責任を問われることはないようです。

言いたいことを言った後で発言内容の意味を改変する

口頭であったとしても、録音されていたり、多くの人が聞いていたりといった状況では、記憶をなくしても発言の事実そのものを消すことは難しくなるでしょう。

そのような場合にも、言いたいことを抑えておく必要はありません。言いたいことをすべて言い切り、後からその発言について責められた場合には、「あれはそういう意味ではなくて、~~」という形で説明することで、煙に巻くことができるでしょう。この際ポイントになるのは、使った言葉の定義を自由に変化させていくことです。伸縮自在に言葉の範囲を変更していけば、次第に相手は混乱し、責任の追及を諦めてくれるでしょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか?今回ご紹介した方法を取り入れていくことで、言いたいことが言えなかったポイズンな状況も変えていけるかもしれません。ただ、これらの方法を押し通すためには一定の立場が必要ですから、ポイズンな状況を変えるにはまず偉くなる必要がありそうです。

誰かが言いたいことが言えるメディスンな世の中は、同時に誰かが言いたいことを我慢するポイズンな世の中でもあるのかもしれません。メディスンを手にできる人の数はある程度決まっているようですので、なるべく早めに入手経路を確保しておきましょう!

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