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コンテクストとは?今さら聞けない意味や用法を解説

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「あのスーパーの総菜売り場は、非常にハイコンテクストな空間である」など、日常語として定着して久しい「コンテクスト」という言葉。なんとなくわかってはいても、実際に意味を聞かれるとうまく言葉にできない人も多いのでは?

今回は、「コンテクストという言葉を言語論的観点から定義したい」「そもそもコンテクストなど存在しない」という方に、コンテクストの酸いも甘いも噛み分けていただきたいと思います。コンテクスト初心者の方にもわかりやすい命題方式で進めていきますので、どうぞ気軽に読んでみてください。

【命題1】コンテクストという言葉を理解するには、コンテクストの言葉をめぐるコンテクストを理解しなければならない

コンテクストという言葉は多様なコンテクストにおいて使われるので、コンテクストという言葉を理解するためには「そのコンテクストという言葉が、どのようなコンテクストにおいて用いられているか」ということを理解することが必要です。

たとえば、同じコンテクストという言葉でも、「コンテクストとコードは相関関係にある」といった場合と、「君はコミュニケーションにおいてコンテクストに依存しすぎる傾向にあるね」といった場合では、「コンテクスト」をめぐるコンテクストは大体同じです。

すなわち私たちは世界に存在している限り、コンテクストから自由になることはできないのであり、それはたとえたった一人で自給自足生活を営むとしても、もしかしたら自由になるチャンスはあるかもしれませんが、たまにはコンテクストのことも思い出してあげてください。

【注意!】コンテクストと口にする前に、その場のコンテクストに気を配ろう

上述のことと同じことですが、「コンテクスト」という言葉がそもそもその場のコンテクストに沿ったものであるのかを考えなくてはなりません。痴情のもつれから、つい「君はコミュニケーションにおいてコンテクストに依存しすぎる傾向にあるね」なんて口にしてみても、相手に残るのは「あ、この人はコンテクストを読むことができないんだな」という印象ばかりでしょう。

あるいは、ついつい言語学関連のフォーラムにおいて「コンテクスト」などと口にすれば、こちらの発表のコンテクストなど無視した学会の権威どもから「今言ったコンテクストという言葉を、君はどのような意義において使っているのかね?」などと藪から棒に聞かれてしまうかもしれません。

【ディスカバリーは】藪から棒に

お気づきの方も多いかと思いますが、このように「コンテクストを無視する」ということと「藪から棒に」という言葉は非常に深い関連性をもっています。つまり「コンテクスト」とは「藪」であり、「無視する」ということは「棒」にあたります。犬も歩けば棒にあたりますから、三段論法をふまえれば、「無視するということ」=「犬も歩けば」という図式が成り立ちます。

「無視する」という動作と、「犬も歩けば」という仮定が、どのような原理によって等価となっているのか、詳しいことはわかりません。この点については、現在多方面で調査が行われているはずですので、続報をお待ちいただければと思います。筆者の個人的な見解を述べさせてもらうと、おそらく「無視」と「犬」とが何らかの関係性をもっているのではないかな、と思います。

【まとめ】まとめ

いかがでしたでしょうか?コンテクストをめぐるコンテクストについて、多方面から分析を行ってきました。コンテクストを無意識に連呼してきたあなたも、コンテクストの酸いも甘いも噛み分け、今後はコンテクストという言葉をめぐるコンテクストにまで気を回すことができると思います。

コンテクストを覗くとき、自分もまたコンテクストに覗かれている。コンテクストとはすなわち深淵――闇を纏いし無底の沼――にほかならないのです。このようにコンテクストを無視して内面世界を表出させてしまう症状のことを中二病と言います。皆さんもどうかお気をつけください。

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