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若者の○○離れ
経済が上向く兆しを見せない社会のなか、若者の消費性向が変化し、かつては価値を置かれていたものに興味を示さなくなったことを示す言葉。主にバブルを経験した層によって、「○○の魅力を知らないなんて」というように、最近の若者の感性の乏しさを憐れむことを目的に用いられる。が、近年ではそうした下心も見透かされ、「○○の中にいかに突拍子もない事柄を入れるか」という大喜利めいた様相を呈してきている。「若者のカップ焼きそば離れ」「若者のつり革離れ」など。
ワンチーム
2019年のラグビーワールドカップにおいてベスト8入りを果たした日本代表チームのスローガン。ラグビー日本代表が国民に与えた感動に乗じて、全体主義思想に染まった政治家やブラック企業の経営者がこぞって搾取を正当化するフレーズとして濫用しはじめた。
しかし当然、感動のプロパガンダ的利用は誰の目にも明らかであり、かえって「近寄ってはいけない政治家や企業」を見分ける目印となっている。民衆がワンチームとなり権力者に打ち勝ったわけである。